夜帰りに襲われた話。。。

フランスに来たばかりの時、実は夜帰りに襲われたことがあります。。。
フランス、パリ!と言えば、可愛いらしい雑貨、ルーブル!ベルサイユ!という絵葉書のような華やかなイメージがありますが、道を歩いているとゴミだらけだったり、どこのお手洗いも汚かったり、治安が悪かったり、、、しばらく滞在すると見たくなくても絵葉書にないものまで見えてしまいます。。。もちろん、素敵なところはたくさんあります!ただし、絵葉書のパリだけを夢見てパリに来ると、幻滅したりショックを受けたりしますよ。

パリに来る前から、パリは日本のように治安がよくない、というのは頭でわかっていたのですが、実際住んでみないとわからない危なさというのがありますね!理論よりも経験!

かなり大雑把ですが、パリを上と下の2つに分割して考えると、下側、左上、パリ左側の郊外、が比較的に治安がよいです。パリの右上、19区20区やそのさらに右上の郊外は治安が悪いです。

そんなことが全くわからなかった私はパリに来た当初、ボビニーというパリの右上に位置する郊外の街に1ヶ月ほどホームステイをしていました。シャルル・ドゴール空港に近いです!この辺りはかなり治安が悪いです。地下鉄を出ると雰囲気が全くパリ市内と違う!というのがわかります。パリやその周辺は地区によって雰囲気が違いますね。フランス人もアパートを借りるときにかなり気にしています。このボビニー周辺は、アフリカやアジアからの移民がかなり多いです。治安が悪いせいなのか、住んでいる人たちの顔つきもきついですね。

このボビニーに住み始めて1ヶ月が過ぎた頃、夜8時くらいだったと思います、地下鉄から出て、50m先のマンションに向かう途中、アフリカ系の男二人に襲われましたね。8時ってそんなに遅くないですよね?男二人に前と後ろで挟まれましたね。。。後ろの男が肩を叩いて声をかけてきて、何?と思ってちらっとみて無視して前を向いたら、後ろからカバンをひっぱられ、何するのよ!と反射的に引っ張り直したら、前にいたもう一人の男にいきなりグーで顔面をなぐられました。。。その勢いで地面に倒れてしまい、そしたら男二人が同時に足で蹴って来ましたね、全身を。正直、一瞬すぎて、何がどうしたのか反応出来ませんでした。。。襲われたときはおとなしく渡す、大声で叫ぶ、そんなことわかっていても、実際、何がなんだか現状に反応できなくて、怖くて声も出せなくて、、、カバンを取られ、ネックレスはひっぱられましたが取られませんでした。泣いていたら、自転車で近くを通ったお兄さんに声をかけられ、カバン取られた、、、って言ったら、自転車で追いかけてくれたんです!でも暗かったのもあって、追いつきませんでした。。。

この日はコートのポケットに携帯を入れていたので、すぐにホストファミリーに電話できました。1分もしないうちに迎えに来てくれて、ハグしてくれました。。。このあと30分くらいは体が震えてたらしくて、、、家でお母さんたちがなんとか落ち着かせてくれました。そのあとはすぐに病院の緊急センターに連れて行かれ、その後は警察に行きましたね。

病院で順番を待っていた人が結構いましたが、私の顔が赤紫に腫れだしていたので、すぐに医者が来て全身検査。。。不思議なことに、あれだけ殴られ蹴られたのに、どこもいたくない、、、感覚が鈍ったのか?でも病院のお手洗いの鏡で自分の顔をみて、唖然。目の周りが赤紫!しかも腫れてる!首の周り、ネックレスを引っ張られた時に肉に食い込んで血でにじんでいた、、、オーマイゴット!!傷が残らないといんだけどとかなり心配しました。診てくれたお医者さんの話だと、私はその夜襲われた二人目、30分くらい前に同じように殴られた女の子が来ていた、、、警察は何をやってんだ?!と怒りを感じましたね。同じ地域で2件連続とは。

警察では事情聴取のあと、どの人が犯人なのか、犯人リストを見せられました。黒人なんて、みんな同じようにみえて、どれがどれなのかわかりません。その警察の話だと、フランスの現在の法律では、犯人の人権がよく守られていて、たとえ捕まえたとしても、人を殴ってカバンをとったくらいの犯罪だと、24時間後には釈放される。警察がどんなに頑張って捕まえたって、すぐ出ちゃう。人権の国ならではのアナですね。

この日の夜は、眠れませんでした。どこも痛くないのですが、暗い部屋にいるのが怖くて怖くて、一晩中、電気をつけていました。次の日は、全身が痛くて動けませんでした。左目がものすごく腫れ上がって開けられませんでしたね。生きている事自体、奇跡かも、、、ある意味神様に感謝しなきゃ、と思いました。

周りの友人やホストファミリーには、すぐに日本に帰りなさい、と言われましたが、パリに残ることにしました。この段階で帰ると、きっとフランスが嫌いになる、それじゃ何しにきたんだ!と思いましたね。

顔の傷は1ヶ月ほどで完治しました。よかったよかった^^しかし、心理的なものはなかなか治りません。暗くなると一人で外に出れない、黒人の人が怖い、、、これがトラウマか。。。その後2ヶ月ほど、学校以外どこも行きませんでした。学校もあまり出席しなかったような。。。顔にあざがあると、引きこもりたくなるものですよね。。。

この事件の後、すぐに引越しました。フランス人オーナーさんとのルームシェア。オーナーさんや近所の人がとても親切で、私の顔のあざを見て、手料理を持ってきてくれた人もいました。フランス人はみんなが悪い人ってわけじゃないからって。学校の先生やクラスメイトも、みんなでお金を出しあって励ましのプレゼントを買ってくれたんです。こういう時って周りの優しさがよーくわかりますね。こんなにやさしい人たちに囲まれて、日本になんか帰れるか!^^

もちろん、意地悪な人もいましたね。黒人を見て怖いのは差別だ、猿じゃないんだから理性で抑えろ、って言われたり、、、この一言で辛い経験で精神的に病んでいるすべての人を全否定しましたね。言われたときはかなりショックで傷つきました。。。でもこういう人との出会もひとつの勉強、フランスには本当にいろんな人がいるんだな、と思いました。しかもみんな、本音建前がないから、とてもわかり易い。一緒ににいたい人と一緒にいよう、そう思いましたね。

パリではこのようなことがよくあります。周りの知り合いで、二人も同じような目にあいました。地下鉄や道でiPhoneをやりながら歩いていると、いきなり奪い取られたり、とかね。地下鉄ではかなり気をつけないと。カバンは絶対カバーがあるものを使わないとスリにあいます。その場でなくても、後をつけられてすきを狙って襲ってきたりとか。。。外に出るときは、常に周りにどんな人がいるのかを気にするようになりました。

襲われてから2ヶ月が過ぎた頃、ちょうどクリスマスだったので、このままだとイケない!と思い、初めて一人旅に行きました。この時に行ったのがStrasbourg、もみの木発祥の地です。雪の中、巨大なクリスマスツリーを目の前にして、涙がでるほど感動しました。。。フランスは素晴らしいところもいっぱいある!それをたくさん見て感じてから日本に帰ろう。ここでしか感じられないことがきっとたくさんある。襲われて怖い思いをしても、今、ここにいる自分は本当にラッキーだと思いました。

Strasbourg もブログにあります!よかったら^^
http://fumitea.exblog.jp/17522384

みなさん、パリに遊びに来るときは気をつけてくださいね♪
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by mint-tea-fumi-tea | 2013-01-15 04:22 | パリ

世界を旅してフランスに落ち着きました。フランス語と闘いながら楽しくやってます♪お茶とサボテンと旅が好きです!最近は読書にはまってます。


by ミントティー